絵本の読み聞かせメリット!絵本が子供に与える影響と心理的な絵本の持つ力とは

  • 2021年7月2日
  • 2021年10月27日
  • 育脳

現在パパママになっている大人たちも、子ども時代にはたくさんの絵本に触れたのではないでしょうか。

そして我が子にもまた、たくさんの絵本を読んで、与えたいと考えていると思います。

 

  1. 絵本が子供に与える心理的影響とは?
  2. 読み聞かせ効果
  3. 人気の絵本の特徴&7選ピックアウト

 

ここでは、絵本が子どもに与える影響や、絵本にはそもそもどのような力があるのかなどをまとめてみました。

 

絵本サブスクについてはコチラをご参考ください。↓↓↓

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目次

絵本が子供に与える影響

絵本の影響力

①子どもの感性を育む

子どもがまだ文字を読めなくても、絵本であれば絵の魅力を十分感じることができます。

美しい色や形にひかれ、何度も読みたくなるお気に入りの絵本が見つかることもあるでしょう。

 

絵に刺激されて出てくるイメージは、子どもの感性を豊かにします。

また、大人が読み聞かせを行うことで、耳からの刺激もたっぷりと受けることができます。

②語彙が増え、言葉のコミュニケーションの基礎になる

小さい頃から読み聞かせをしてもらった子どもたちは、絵本に出てくるリズム感のある言葉やきれいな音の響き、場面に合わせた声の抑揚などを感じ取り、言葉を獲得していきます。

 

また、絵本を読んだ後に大人と言葉のやり取りをすることで、

コミュニケーションの土台を作っていくことにもなりますよね。

③子どもの想像力を豊かにし、世界が広がる

五感に訴えかける絵本を読むことで、子どもは想像力を働かせていきます。

 

登場人物と自分を重ね合わせることで気持ちを感じたり、

現実には見たこともない絵本の世界を疑似体験することで、子どもの内面世界が広がります。

まるで自分がその主人公になったような気分で、ワクワクしながら絵本を読んでいた記憶があります^^

【絵本の持つ力】子供の心理にどのように働くのか

絵本が心理的に与える子供の影響力

絵本を読むことは、子どもの心にどのように作用するのか、以下にまとめてみました。

①絵本の内容を自分の体験と結び付け、イメージをふくらませることができるようになる

絵本の内容がある程度理解できるようになると、

子どもは自分の日常生活と絵本に出てくるお話を結び付けて捉えることがあります。

 

絵本の登場人物と自分を重ねてみることで、より自分の心情に沿った、リアルなイメージを体験していきます。

②絵本の内容を通して登場人物の気持ちをとらえたり、共感ができる

絵本に出てくるそれぞれの登場人物が考えていること、感じたことを客観的に見つめ、気持ちを推し量ります。

これによって人とのコミュニケーションに欠かせない、相手の立場に立って考える力が養われます。

③大好きな絵本を楽しむことで、子どもが持つ不安やストレスの軽減に役立つ

色というのは、人間にとって情緒を刺激する要素でもありますよね。

また、言葉の中にあるリズムは、安定した枠組みを聞く人に提供します。

 

子どもが自分のお気に入りの絵本を見ることで、その絵本が持つ色合いや音の響きから

不安やストレスが軽減することもあるようです。

絵本の色彩って大事だと思います。

 

また、パパママなどの大好きな大人と一緒に絵本を読んだ記憶がよみがえり、

その思い出が気持ちを落ち着かせるという考えもあります。

絵本の読み聞かせ効果

子どもが自分で絵本を読むのと、パパやママが読み聞かせをしてくれるのとでは、それぞれ違った効果が考えられるよ。

ココでは絵本の読み聞かせを行った際の子どもへの効果として、いくつかポイントを挙げてみました。

パパママがそばにいてくれることで、安心感・安全感が育つ

赤ちゃんがママに抱っこされることで気分が安定するように、

子どもにとって最も大切なパパやママが隣にいてくれるというのは、

自分が守られているという安心感や安全感を育みます。

大好きなパパママの声で安心でき、絵本をより楽しめる

パパやママの声に包まれて絵本を見るという場は、子どもにはとても安心できる空間です。

また、大人が読むことで子ども自身が読むのとはまた違うおもしろさや発見があり、新たな魅力に気づくこともあると思います。

絵本のおもしろさを共有し、情緒的な交流ができる

大人と子どもが直接やりとりする状況とは違い、絵本というものを介して親子が交流する場合、そこには共感的な理解があらわれます。

正解・不正解と言った価値観ではなく、心情が共有されるような体験が期待できます。

子ども自身が感じたことを受け止めてもらえることで、信頼感や自信につながる

1人で絵本を読み、子どもがあれこれ想像するのもとてもすてきですが、

子どもが感じたことを大人がきちんとキャッチし、受け入れていると、

それがそのまま人への信頼感や自信につながっていきます。

絵本の与えすぎは良くない?

絵本の与えすぎは子どもにとってよくない」と考える人もいます。

それは絵本をおもちゃと同じ分類で見ているからかもしれません。

 

以下、絵本を与えすぎることで考えられるデメリットを検証していきますが、

子供の「育脳」にとっても、メリットは多くても絵本の与えすぎがデメリットになることはないのではと思っています。

むしろ、与えないすぎの方が問題だとも思っています。

①たくさんあると大事にしなくなる

様々なおもちゃと同様、絵本も家にたくさんあると大切に扱わない、

破けたりなくしたりしても平気になってしまうのではないか、と考える人もいるでしょう。

 

その点、絵本というものは何回読んでも新しい発見があり、年齢によって読む本が限定されることもあまりありません。

そしてどの絵本も個性的で、それぞれにユニークな魅力がつまっています。

子どもが気に入っている本であれば、大切に扱うと思うよ。

②管理が難しくなる

絵本も大量になると、片付けが大変、管理が難しくなるという問題が出てきます。

 

その場合は親子でよく話し合い、収納場所を確保する、

しまう所を決めておく、

などルールを決めても良いかもしれません。

 

そういった体験は、整理整頓の練習にもなります。

③友達と遊ばず、1人で絵本を読む時間が増える

絵本を読むのに夢中になれる子どもだと、友達に遊びに誘われてもずっと絵本を読み続けることがあるかもしれません。

 

そのような時は、友達と遊ぶ時は絵本はしまう、

家にいる時はゆっくり絵本を楽しむ、などメリハリをつけるやり方もあるでしょう。

人気絵本の特徴とは?おすすめ7選

絵本を楽しんでいる子供たち

ここでは、たくさんある絵本の中から人気絵本を紹介します。

比較的新しい絵本から、時代を超えて愛される絵本まで、幅広くピックアップしました。

おすすめ人気絵本①『しろくまちゃんのほっとけーき』

しろくまちゃんのほっとけーき

 

昔から読まれ続け、今でも人気のある絵本です。
シンプルながらもはっきりとした色づかいが子どもから大人まで興味をそそります。ほっとけーきがだんだん焼けていく描写は、何回読んでもわくわくし、親子で一緒に楽しめます。しろくまちゃんのやわらかい言葉づかいも、この本の魅力の一つです。

 

「しろくまちゃんのほっとけーき」はこちらでためしよみができます。

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おすすめ人気絵本②『ふわふわ だあれ?』

ふわふわ だあれ?

 

主に赤ちゃん~乳幼児を対象とした絵本です。絵本に布が貼ってあり、手で触って楽しむことができます。

優しいタッチの絵とふわふわの触感が子どもも大好きで、子どものお気に入りの絵本となることも多いようです。

途中には布をめくって動物を見つけるしかけ遊びもあり、

子どもの好きな「いないいないばあ」を取り入れた作品となっています。

おすすめ人気絵本③『はらぺこあおむし』

はらぺこあおむし

 

数ある絵本の中でも、特に有名なこの絵本。

エリック・カールの独創的な色の表現や、ちょっとした仕掛け、リズミカルな文章で非常に人気があります。

読めば読むほど、本の世界にはまりこんでいき、あおむしくんが最後に蝶になる所で気持ちよく読み終わることができます。

この絵本は様々な言語に翻訳され、世界中の子どもたちに読まれています。

 

「はらぺこあおむし」は、絵本クラブのサブスクで扱っています。

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おすすめ人気絵本④『ねないこ だれだ』

 

ねないこ だれだ

 

真っ黒な背景に白いおばけ、という、一目見てはっと心を奪われる絵本です。

文章も短くまとめられているので、ひとつひとつが心に響きます。

ほのぼのとしたストーリーの絵本が多い中、この絵本は最後まで怖くて、

でもついつい読んでしまう…という、あとひく内容になっています。

おすすめ人気絵本⑤『さっちゃんのまほうのて』

さっちゃんのまほうのて

 

生まれつき指のない手を持つ子ども、さっちゃんがつらい思いをしながらも、力強く困難を乗り越えるお話です。

この絵本は実際に障害に関わる人たちが制作に携わっており、登場人物の気持ちがリアルに迫ってきます。

自分の子どもと、色々なことを考えるきっかけにもなりそうです。

おすすめ人気絵本⑥『くれよんのくろくん』

くれよんのくろくん

 

子どもにも身近なクレヨンをテーマにした作品です。

子どもはこの絵本を読むと、黒が大好きになる、とよく言われています。

色が持つ魅力だけでなく、友達との関わりなども描かれており、

子どもたちが共感しやすく、すっと心にとけこんでいく内容となっています。

おすすめ人気絵本⑦『うちにかえったガラゴ』

うちにかえったガラゴ

 

かばん売りのガラゴがうちに帰ると、様々な動物たちが訪ねてきます。

この絵本は、まず絵の美しさ、個性的な家具などに目が行き、大人でも十分に楽しむことができます。

文章は短めで子どもも読みやすく、さらについ笑ってしまうユニークな文体が、何度でも読みたくなります。

読むたびに絵のあちこちに新しい発見があり、長く楽しめるでしょう。

 

人気がある絵本の特徴としては、以下が挙げられます。

  1. 「ひきつけられる色使い」
  2. 「シンプルでリズム感のある文」
  3. 「何回も読みたくなる」
  4. 「登場人物に共感できる」

 

小さい子どもの絵本では、しかけなどを使い、

子どもがさわって楽しめる工夫をこらしているものもあるよ。

 

楽しい仕掛け絵本のサブスクは、「ワイルドライブラリー」サブスクで扱っています。

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まとめ

以上、絵本についてまとめました。

絵本の与えすぎが、子供にとってマイナスになることはありません。

 

絵本自体が子どもの内面を豊かにしていくことはもちろんのこと、

絵本を通してパパやママと関わることで、情緒面での安定につながることも期待できます。

 

お勉強としてではなく、親子のコミュニケーションとしてゆったりした気持ちで楽しんでいきたいですね。

 

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